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小林智美 旅行の部屋 トップ>メニュー>旅行>ロンドン編5

5月24日
本日はまず両替をするためにヴィクトリア駅構内へ。ロンドンは両替所がたくさんあるので困ることはありません。表へ出ると「マトリックス」のネオとトリニティをプリントしたダブルデッカーが止まっていたので、写真をパチリ。以前ロンドンを訪れたときはヴィクトリア駅の裏の方にあるB&Bに泊まりました。B&Bというのは、ベッド&ブレックファーストの略でとても安く泊まれる民宿です。朝食もイングリッシュ・ブレックファースト。リーズナブルな旅行をする人たちにぴったりの宿です。最近ではネットでも予約ができるのではないでしょうか。
午前中はゆーこさんのリクエストでテート・ブリテンに行くことにしましょう。テート・ブリテンは1500年代から現代までの英国アートを展示している美術館です。この美術館はターナーのコレクションで有名なのですが、私たちの目的はラファエル前派のコレクションです。ビクトリア・ラインのピムリコという駅で降り、トコトコ美術館へ向かいます・・・と・・・どこまで歩いても美術館らしきものはみあたりません。
困っていると「メイ・アイ・ヘルプユー?」年配の女性が声をかけてきました。
「テート・ブリテンへ行きたいのですが・・・」「ああ、それはね。こっちが駅でしょ。駅前の道はラウンドで、ぺらぺらぺらぺら・・・」わからないんです。すみません。「オーケー、いらっしゃい。」申し訳ないことに、道案内してくれたのです。駅まで戻って少し先の交差点まで。「テート・ブリテンはターナーがすばらしいわ。どこに泊まっているの?」「サウス・ケンジントンです」「まあ!あそこはすてきなところよ。」
「その道をね、まっすぐ行くのよ。5分で着きますからね。」手をふって別れました。おばさま、どうもありがとう!

テート・ブリテンにたどり着くと
誰もいません。ちょっとすると扉があいて入場することができました。正面玄関はテームズ川側のようです。
真っ先にラファエル前派の絵をみたい私たちは係員に場所を尋ねて、部屋にいそぎました。ラファエル前派の絵は3つくらいの部屋に展示されています。ミレイのオフィーリア、ウォーターハウス、ロセッティなど。とてもゆめゆめしくて、ストーリィ性があり、小説の挿絵のようであり、わたしはとっても好きです。朝早かったせいかお客さんもほかに女性が一人くらいしかいなくて、しばらく静かにイスに座って眺めていました。外国の美術館ではこうして絵に接することができるのでよいですよ。
旅も5日目になってくると、疲れがでてきます。絵を眺めていても数が多いと感動も薄れるので、ラファエル前派だけみて美術館を出ました。

「今日は天気がよくて暖かいから、観光バスにのりませんか?」
「そうしましょう。」
ピカデリー・ラインのグリーンパーク駅を出たところがビッグ・バスという観光バスの始発の停留所になっています。私たちが乗ったのはレッドの路線。英語を話すガイドが乗ります。料金は17ポンドでビッグ・バスの停留所のどこからでも乗り降りできて24時間有効です。チケットはビッグ・バスの係員、ホテルのコンシェルジュから求めることができます。ホームページはwww.bigbus.co.uk。おもな観光ポイントに停留所があるので、うまく乗り降りしながら観光するとよいでしょう。

グリーンパークからは歩いてバッキンガム宮殿にいくことができます。
グリーン・パークからハードロックカフェの脇を通り、ハイドパークへ。ロンドンは大きな公園がいくつもあります。都心に緑がたくさんあるっていいですネ。たくさんの人が散歩したり乗馬を楽しんでいます。ガイドの人が説明をしてくれていますが、よくわからないけどまあいいや。直射日光が強くて少し暑いくらいです。でも湿度が低いので気持ちいいです。
マーブル・アーチをユーターンするかたちで、ピカデリー・サーカスに向かいます。ロンドンの街は地下鉄が移動するのに便利なのですが、景色を楽しみたいときはバスに乗るのがいいですね。ピカデリー・サーカスからトラファルガー広場へ。この広場前にはナショナル・ギャラリーがあります。セントジェームズパークの脇を通り国会議事堂から橋を渡ります。
ロンドン・アイ(ここも、とっても人気があってけっこう並ぶようです。あまり遅い時間にいくとチケットを買っても翌日・・・ということもあるそうです)とロンドン・ダンジョンの横を通り過ぎ・・・おや、ロンドン・ダンジョン前は若者が大勢並んでいます。怖いものみたさ。わたしは遠慮します。また橋を渡り・・・あら、薬のカプセルのような変わったカタチのビルを建設中のようです。ヨーロッパでは古い街並みに新しい建物が紛れ込んでも違和感がないところがうらやましいですね。このビルはブルータスの表紙に使われていましたが、ビルの名前はわかりません。このあとセント・ポール聖堂を通り過ぎロンドン塔へ。ここでほとんどの観光客は降りてしまいました。人気の観光名所ロンドン塔。

バスに乗って2時間
オープントップ・バスは風を感じながら楽しむことができるのでいいのですが、なんだか陽が陰って寒くなってきましたので、テームズ川ぞいを走って国会議事堂に戻ってきたところで降りることにしました。
「コンラン・ショップをちょっとのぞいてみたいな」と、いうことでサウス・ケンジントンに戻ります。コンラン・ショップは家具とインテリア雑貨のお店。コンラン卿と彼のデザイン・チームが生み出したさまざまなものとセレクトされたものが売られています。品揃えのキーワードは「シンプル&モダン」。
「いやー、買っちゃったらどうしよう」と、ゆーこさん。すごーくステキなんだけど、でかすぎるよこのイス。日本家屋のドアからはいりそうもありません。日本人のカップルがお買い物を楽しんでいました。もしも歯ブラシが売っていたら買おうかと思ったのですが、無かった。コンラン・ショップで売っている歯ブラシなんてどんなにかオシャレかしら・・・と思ったんだけど。
ビベンダムからフラム・ロードを西に歩いていくと、ヴォヤージュの先にバトラー&ウィルソンというお店があります。この店はアンティーク・ジュエリーやビーズのバッグ、古着などを売っているお店。見るだけでもとても楽しいです。私はここでTシャツをお買いあげ。

きょうは夕方からホテル・リッツにアフタヌーンティーをしにゆきます。ホテル・リッツのアフタヌーンティーは1時30分、3時30分、5時30分からとれることができて要予約です。私たちはホテルのフロントで予約してもらいました。フォートナム&メイソンなど飛び込みでもアフタヌーンティーをとれるところはあります。ホテルでのアフタヌーンティーは予約した方がいいみたいです。
持ってきた洋服から一番きちんとした物に着替えて、グリーン・パーク駅にいきます。ホテルのロビーに立っているフロントマンに「アフタヌーンティーをしたいのですが、予約をしています」と告げると、「アフターヌーンティーはパーム・コートでとれます。どうぞお進みください。」おー、キングズ・イングリッシュです。パーム・コートで係りの人にその旨を伝えると「2分待ってください」席を作っているようです。
このホテルのアフタヌーンティーの内容は、スモークサーモン、卵、ローストビーフ、きゅうり、クリームチーズ、ターキーとトマトのサンドイッチ。スコーンがふたつ。ケーキ4種類。自家製ストロベリージャムにクロテッドクリーム。好みの紅茶もちろんミルクたっぷりで。これ、一人分です。私はアッサムを注文。これで29ポンド。お高めですけど、まあ雰囲気を楽しむということで・・・。イギリス人は誕生日や結婚記念日など特別な日に、前々から予約を入れてアフタヌーンティーしにくるそうです。けっこう混み合っているそうで、普通だとかなり前から予約をしないととれないそうなのですが、私たちは運が良かったのですね。
クロテッドクリームと ジャムがおいしいい!・・・でもサンドイッチだけでお腹がいっぱいになりそう・・・。むりむりケーキをほおばっていると(レモンタルトとフルーツケーキ)、「おかわりはいかがですか?」ですって。無理です。丁寧におことわりしました。でもこっそり一つスコーンをもってかえりました。香港のホテルでたべたアフタヌーンティーとは、やはりどこか違います。なんか「正統派」ってかんじで。その日の夕食になりました。

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