バスに乗って2時間
オープントップ・バスは風を感じながら楽しむことができるのでいいのですが、なんだか陽が陰って寒くなってきましたので、テームズ川ぞいを走って国会議事堂に戻ってきたところで降りることにしました。
「コンラン・ショップをちょっとのぞいてみたいな」と、いうことでサウス・ケンジントンに戻ります。コンラン・ショップは家具とインテリア雑貨のお店。コンラン卿と彼のデザイン・チームが生み出したさまざまなものとセレクトされたものが売られています。品揃えのキーワードは「シンプル&モダン」。
「いやー、買っちゃったらどうしよう」と、ゆーこさん。すごーくステキなんだけど、でかすぎるよこのイス。日本家屋のドアからはいりそうもありません。日本人のカップルがお買い物を楽しんでいました。もしも歯ブラシが売っていたら買おうかと思ったのですが、無かった。コンラン・ショップで売っている歯ブラシなんてどんなにかオシャレかしら・・・と思ったんだけど。
ビベンダムからフラム・ロードを西に歩いていくと、ヴォヤージュの先にバトラー&ウィルソンというお店があります。この店はアンティーク・ジュエリーやビーズのバッグ、古着などを売っているお店。見るだけでもとても楽しいです。私はここでTシャツをお買いあげ。
きょうは夕方からホテル・リッツにアフタヌーンティーをしにゆきます。ホテル・リッツのアフタヌーンティーは1時30分、3時30分、5時30分からとれることができて要予約です。私たちはホテルのフロントで予約してもらいました。フォートナム&メイソンなど飛び込みでもアフタヌーンティーをとれるところはあります。ホテルでのアフタヌーンティーは予約した方がいいみたいです。
持ってきた洋服から一番きちんとした物に着替えて、グリーン・パーク駅にいきます。ホテルのロビーに立っているフロントマンに「アフタヌーンティーをしたいのですが、予約をしています」と告げると、「アフターヌーンティーはパーム・コートでとれます。どうぞお進みください。」おー、キングズ・イングリッシュです。パーム・コートで係りの人にその旨を伝えると「2分待ってください」席を作っているようです。
このホテルのアフタヌーンティーの内容は、スモークサーモン、卵、ローストビーフ、きゅうり、クリームチーズ、ターキーとトマトのサンドイッチ。スコーンがふたつ。ケーキ4種類。自家製ストロベリージャムにクロテッドクリーム。好みの紅茶もちろんミルクたっぷりで。これ、一人分です。私はアッサムを注文。これで29ポンド。お高めですけど、まあ雰囲気を楽しむということで・・・。イギリス人は誕生日や結婚記念日など特別な日に、前々から予約を入れてアフタヌーンティーしにくるそうです。けっこう混み合っているそうで、普通だとかなり前から予約をしないととれないそうなのですが、私たちは運が良かったのですね。
クロテッドクリームと ジャムがおいしいい!・・・でもサンドイッチだけでお腹がいっぱいになりそう・・・。むりむりケーキをほおばっていると(レモンタルトとフルーツケーキ)、「おかわりはいかがですか?」ですって。無理です。丁寧におことわりしました。でもこっそり一つスコーンをもってかえりました。香港のホテルでたべたアフタヌーンティーとは、やはりどこか違います。なんか「正統派」ってかんじで。その日の夕食になりました。
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