5月23日
今日はともこさんがおつき合いしてくださるということで、11時30分に待ち合わせの約束をしました。その前にロンドン塔の見学をします。いつもより早めに出て地下鉄でタワーヒル駅へ。駅前がロンドン塔です。以前訪れた時はしまっていて見学できなかったので、今日は楽しみにしてきました。朝早いせいか、入場券売場に観光客が誰もいません。入場料は12ポンド。高い・・・。入り口で荷物検査をうけます。城壁をくぐるとブラディータワーという剣呑な名前の建物があります。ロンドン塔は昔牢獄だったところで、処刑場でもありました。エリザベス一世も一時幽閉されていたことがあるそうです。まんなかの建物がホワイトタワーと言って武具や武器が展示されています。奥の建物はジュエルハウスでロンドン塔の最大の見所です。国王が用いる王冠や王しゃくが展示されています。これらのクラウン・ジュエリーは通常はここに展示され、戴冠式のときウェストミンスター寺院に運ばれるのだそうです。
普段ここはたくさんの観光客がいるそうなんですが・・・
誰もいません。まさに「ひとりじめ」です。クラウン・ジュエリーの前は動く歩道になっていて、立ち止まることができません。が、私たちは足踏みして見学しました。混んでいるときにこれをやったらひんしゅくをかいます。うーん、きれいです。堪能しました。ロンドン塔にはバッキンガム宮殿と同じ赤い制服を着た衛兵が立っています。ここでも衛兵のこうたいがみられます。彼らとはべつの制服を着た衛兵をビフィーターといいます。ビフィーターは現役をしりぞいた軍人さんらしいです・・・とどこかに書いてありました。
たくさん歩いたせいか、なんだか腰が痛くなってきてしまいました。旅行をするといつもの何倍も歩くため、こうなるのです。まずい。
11時30分
ともこさんがタワーヒル駅で待っていてくれました。彼女は1ヶ月前に日本に帰国した時にあっていたので、1ヶ月ぶりの再会です。
「これからバスに乗りませんか?」と、ともこさん。ねがったりです。腰がいたいんですう。
ワンデイ・トラベルカードはバスにも使えます。駅前からバスに乗ろうとしたとき、「チケット落としてしまったみたい!」と、ゆーこさん。
「だいじょうぶちょっとまってて。」ともこさんがバス停の前の売場に飛び込んでチケットを買ってきてくれました。
このバスはタワーヒル駅からロンドンブリッジを通りテイト・モダンの横を通過してコヴェント・ガーデン方面へ向かうバスでRV1路線といいます。ダブルデッカーではなく普通の赤いバスです。
途中で降りてバラ・マーケットというオーガニックフードを扱った市場を見学しました。パン、オリーブ、野菜果物などおいしそう。ダチョウの肉のハンバーガーを売る売店もあります。ちょうどお昼時だったので、近くの会社のビジネスマン達が立ち食いしています。私たちは夕食用に野菜たっぷりの分厚いピザとレモン・ムースを買いました。
「どうしましょう。ここでお昼食べていきますか?」ともこさんが言います。
「いや、ちょっと腰が痛いので、できれば座れるところが・・・」
「わかりました。じゃあ、テイト・モダンのカフェに行きましょう。」
少し前の情報ですが、話題の地区はこのテームズ川対岸だそうです。とても大きな観覧車、ロンドン・アイ、ちょっと怖い見せ物小屋ロンドンダンジョン、噂のレストランが入っているオクソタワー、バラ・マーケット、バーモンジー・マーケット、そしてテイト・モダン。
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