7月13日
朝食後、部屋で「今日はどこに行きましょうかねえ」と、相談。
5日目ともなるとだんだん疲れてくるのです。
ベルサイユ宮殿で「トルコ展」が開かれていて、わたしはちょっとそそられたのですが、遠いし・・・ということで、ホテルから歩いて行ける、「ジャックマール・アンドレ美術館」にでかけることにした。
フリードランド大通りをサンラザール駅の方に向かって歩いていったところに美術館はあります。このあたりはインテリア関係のお店が集まっているみたい。
おしゃれな家具、お部屋の電気など覗きながら歩きました。モダンなデザインのベネチアグラスのシャンデリアのお店の前で写真をパチリ。「ヴェロネーゼ」というお店だった。
「ジャックマール・アンドレ美術館」は銀行家のエドゥアール・アンドレとその妻で画家のネリー・ジャックマールが収集した美術品がルイ16世様式と第二帝政様式を取り入れた豪華な彼らの邸宅に展示されたものです。建物はそんなに大きくないのですが、様々な国や様式の美術品が一部屋ごとに・・・というように、工夫して展示されています。雰囲気たっぷりのガイド(電話みたいな、日本語も有り)もあって。
一階のつきあたりの温室脇から二階へのアプローチがすてき!しかも、登ったところには、わたしの好きなティエポロのフレスコ画が!
ルーブル美術館は広すぎて、あきたり、疲れたりするけれど、ここは、ふらりと散歩気分で歩ける適度な大きさがいい。いいなあ、パリの人は。こんな美術館が側にあって。(いくつもあるのよね。このような美術館が)
二人が美術品を収集するのにあてられた年間の資金はルーブル美術館を上回っていたんですって。このお屋敷のダイニングルームが(天井はティエポロのフレスコ画!)サロン・ド・テになっています。私たちは立ち寄らなかったけれど、マダムをきどって、ブランチなんてとるといいかも。
そしてまた、ショップでごそごそ本を買ってしまった。
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