7月14日
朝方4時頃ぽっかり目が覚める。
あら、いけない。服を着たまま寝てしまったわ。夕べ遅く、部屋に戻って、おフロから出てから、荷物の整理をしていたのだけど、猛烈に眠くなってベットにころがったまま・・・。ベットのうえにいろいろな物がてんてんと。
荷物をそばの椅子にうつし、着替えてもう一度寝床に入り込む・・・・と、言っても、もうじき朝なんだけれどね。
明るくなってから、再度荷物の整理をはじめた。今日は帰国するのです。せっかく革命記念日なのに。かえっちゃうのです。こちらに来るときに何も考えずにスケジュールを決めたので、革命記念日だなんて忘れていたのです。まあ、仕事の都合もあったんですけれどね。きょうはシャンゼリゼ通りは、騎兵隊や軍事パレードがあるらしい・・・。そらには戦闘機が飛び交うとか。見たかったなあ。
せっせと荷物をつめているのだけど、なかなかかたずかない。なにせ、かさばる物や本をたくさん買ってしまったのだ。どうやってつめよう。帰りのこの時間はいつも、パズルです。
「智美ちゃん、先にコーヒーを飲んでおいで。」M先生が言います。
朝食から戻り、荷造りがやっとすみました。来たときにぺしゃんこだったバックパックがパンパン。おまけにすごーーーーーーーーーく重たい。「あの〜、空港までタクシーで行きませんか?」二人とも賛成してくれました。よかった。(Yちゃんも荷物がいっぱいだったのだ)でもタクシーで、正解だったのです。
チェックアウトを済ませ
フロントでタクシーを呼んでもらったのだけれど、なかなかこない。フロントのマダムも心配して外に見に行ってくれた。やっとタクシーのドライバーのお兄さんがやってきた。「いやあ、きょうはどこもかしこも通行止めで、ここまで車が入ってこれないんだ。」そして、私の荷物をよっこらしょと、肩にかついで・・・・ああ、お兄さん、重たいでしょ、ひ〜申し訳ない・・・車の止めてあるところに案内してくれた。ずいぶん手前で止めさせられたのね。フリードランド通りでは騎兵隊がコンコルド広場に向かって行進していく後ろ姿が見えた。
タクシーのお兄さんにチップをはずんだのは、言うまでもない。しかし、旅の終わりに所持している我々のお金はコインばかり。めいわくだったかも、お兄さん。親切な人だった、ありがとう。
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