2月8日、6時頃日を覚ます。日本での起床時間はいつも7時。香港は日本より時差が1
時間遅れているので、まあこんなもんでしょう。とはいえまだ早いので一時間ほどベッド でゴロゴロ。8時少し前頃、ゆ−こさんと21階の「ナパ」に朝食を食べに行く。ここは昼と
夜はカリフォルニア・レストランになっている。日曜日なのでビジネスマンがいないせい なのかお客さんは−人しかいない。わたしはいつもパンケーキを注文する。あと、ビュッ
フェでスモークサーモン、ハム、フルーツ、ヨーグルトを取ってくる。今後の食事を考えて 控えめにしなければ・・・(どこが?)。 ミルクティーを飲んでまったりする。
この時間が好き。
「あれ、智美ちゃん」一人だけのお客さんは鹿ちやんだった。気が付かなかった。外国 の人かと思ってた。鹿ちやんは今日帰国してしまう。
ほかの二人は起きたかな?私たちの部屋とほかの三人の部屋はコネクティングルームに なっている。5人部屋みたいになって楽しいのだ。鹿ちゃんは私たちに携帯電話を貸して
くれた。みんな自分たちがしたいことをしに、ばらばらに出かけてしまうので、これで連絡を 取り合うことができる。どうもありがとう!
今日はまだ雨模様。かなりガスがかかっている。とりあえず、ビクトリア・ピークに行 つてみよう。とても寒いので日本から着てきたものをそのまま着て出発。
ゆ−こさんは初めての香港なので、いろいろな乗り物に乗せてあげたい。歩いてスター
フェリー・ピアに行く。ビクトリア湾をフェリーで渡ります。スターフェリーは中環(セントラル) まで7分で結んでいる。2.2Hドル。あいにくの雨模様の中、香港島が迫ってくる。あれ、
また新しい高層ビルが立っている。なんてノッポなんだろう。「これだけ海が迫っているのに、 潮の香りがあんまりしませんね。」と、ゆ−こさんが言う。そういえば・‥気が付かなかった。
どちらかというとレストランの中華香辛料のにおいの方がするね。フェリーを降りると目の前 のターミナルからピークトラム駅行きのバスが出ているはず・・・なのだが、待てども暮らせど
もこない。雨は降りしきるばかり。 15番のバスが山頂へ行くみたいなのだが、私たちはピークトラムで山頂へ行きたいのだ。 すると欧米人のご夫婦が声をかけてきた。「このバス停はピークトラム駅行きのバスがくるの
か?」すると隣に立っていた香港人が「バスはこない」ようなことを言っている。ピークトラム駅 まで歩いて15分だとも。ご夫婦は立ち去っていってしまった。
う−ん、私たちも歩いて行きましょうか、と、歩き出した。目の前の大通りを渡りたいのだけ れど‥・地下道通ってぐるっとまわって行かなければならないのかしら。あれ、なんかロープ
が張られていてマラソンしている人がいる。何だろう。なんだかほんとに寒いなあ。ピークは バッチリ雲がかかっている。
「飲茶食べに行こうか?」「そうですね」いきなり目的を変更する。だってさむいんだもん。 それじゃまあそぞろ歩きしながら、飲茶屋さんに行くことにしましょうか。この辺のビルは建物
同士渡り廊下でつながっているので雨に濡れずに歩くことができる。プリンスビルに入る。 香港で必ず行くところ、書店にはいり、中国のエンプレスの本と絵はがきを買う。お隣のアレ
キサンダーハウスに渡り1階のサンローランを眺める。まあ、すてきなバッグねえ。香港はヨー ロッパのお店と違い臆することなくウィンドウ・ショッピングできるところがいい。靴屋をひやか
しつつ士丹利街の「陸羽茶室」へ。
この「陸羽茶室」(2523−5463)は古くから開業している飲茶のお店。レトロなたたずまい
がいい雰囲気です。ゆ−こさんが小龍包を食べたがっていたので来てみたのですが・・・ ありませんでした。エビ蒸し餃子や蓮の葉ちまきを食べる。お茶はジャスミンティー。
日本語のメニューもあります。
雨が小降りになってきたので、写真をとりつつランドマーク・タワーへ。きょうはセントラル でウィンドウショッピング・デーです。マノロ・ブラニクへ行く。マノロの靴のすばらしいところは、
履いた足が華奢に見えるところです。華奢なわりにはきごこちが安定している靴で、マノロ・ フリークがいるくらいだ。マノロの靴を履いた足の細い女性を見た足フェチの男性はその足
に感嘆するに違いない。おりしもマノロは5割引のセール中だ。だが買わずに出る。ビルの中 のブティックをぐるぐるみてまわる。表に出てもう一度プリンスビルへ行く。今日は日曜日なの
でフィリピン人のメイドさんたちが集まって井戸端会議をしている。地べたに腰をおろして おべんとう食べたりお茶を飲んだりしている。美しいホテルの脇だろうが関係ない。
セントラルじゅうがこんなかんじだ。まるで某イベント会場のようでほほえましい。 |